一流弁護士事務所で働いている話題の彼らを観察してみた。

HARVEY SPECTOR ハーヴィー・スペクター バブルなアラフォー、エリート弁護士。服、車、女、酒、住居、アクセ、コレクション、全てこだわりの逸品揃い。仕事も完璧、口八丁手八丁で連戦常勝。なのになぜこうも寂しい人生なのだ。否、別にオレは寂しくなんかないけど周りが勝手にそう思う。やっぱりこれまで人間関係全部あさーく済ませてきたからか?だって深い付き合いって面倒で時間食うでしょ。そんなポリシーで生きてきたけど、やっぱりそれってヒトとしてどうよ、ということで、アホ部下を教育しつつ自分の人間的成長を促す」という苦手分野に挑戦。例えるならば丹精込めた人生の庭が、雨の日に拾った子犬に荒らされていく、そんな毎日。

「ハーヴィー登場!」

「ハーヴィー、ターンしてそっとしまう」

「ハーヴィーのアフタ-5は、スーパーカーとイイ女」

「デキる男もボールで遊ぶ」

「ハーヴィー流イイ男の秘訣は、さりげない仕草だ!」

「真剣勝負のときこそキメるのがハーヴィー流!」

「ある朝のハーヴィー」

「ハーヴィーにとっては路上もオフィス!」
「ハーヴィー、趣味の時間」

「ハーヴィーの昼休み」

MIKE ROSS マイク・ロス 世が世なら勝ち組だった……ハズの二十代・元ヤバい仕事系フリーター。現在はなぜか一流法律事務所に潜り込み、敏腕弁護士への道を歩んでいる最中―どうしてこうなった。厳しい格差社会で揉まれたド根性と生まれ持ったこの頭脳で今度こそマトモに生きるよ、お婆ちゃん!上司の高尚趣味とかこだわりとかマジ意味不明だし、ジェネレーションギャップもわけわかんないけど、拾ってくれたから感謝してる。 新人イビリが好きな嫌味上司からは守ってもらえるし、仕事もフォローしてくれるし。あとは社内恋愛が成功すれば毎日超ハッピーになるはずなんだけど絶賛こじれ中……。ホント、どうしてこうなった……。

「やるときはとことんやる!本気モードのマイク」

「モテ男マイクのキス」

「マンハッタンを自転車で颯爽と駆け抜けるマイク!」

「マイクは遊ぶのも上手なようです。」

「ある朝のマイク」

「マイクのイケてる挨拶!※ただしハーヴィーには通用しない」

「気まずい雰囲気に戸惑うマイク」

「ルイスにコテンパンに負けるマイク!」
「マイク、うれしい気持ちはカラダで表現!」

「マイクは機械が苦手なようです。」

LOUIS LITT ルイス・リット ゴマすり屋。イビリ屋。何と呼んでもらってかまわない。部下は私を激しく誤解しているようだが、これほど得難い新人教育担当者はどこを探してもいないはずだ。イジメたくて厳しくしているわけではない。将来どんなクライアントに難題を出されても動じないだけのメンタルをこの私が直々に、懇切丁寧に鍛えていることに感謝してほしい、しかも無料で。この事務所でこれだけの仕事をこなし、なおかつハーヴィー・スペクターが責任放棄している新人教育を一手に引き受けている私がどれだけデキる男かは、所長ジェシカの私への称賛が証明している。おだて?お前これ以上何か言ってみろ。“リット”してやる!

「バーンバーンバーン!!!」

「ルイスターン」

「ルイスショック」

「クールなルイス」

RACHEL ZANE レイチェル・ゼイン 夢は成功した女性!今はここで働いて、夢を叶える真っ最中。ほんとはもっとガンガン仕事して、一流弁護士の道を歩いているはずなんだけど、ここ一番で失敗するんだよね。やれば出来る子だと自分では思ってるんだけど、あと一歩がイマイチなの。こういう不安な気持ち、女子特有なのかな。もちろん仕事はどんなに残業多くてもきっちりするし、社内恋愛なんてしてる暇、ない…と思うんだけど…。やっぱり気になる子が話しかけてくると、ついつい構ったりしちゃう!だめ、だめよレイチェル。あんなド新人のできない子を相手にしちゃ!アイツの手伝いをしてるのは、先輩として当然だから。でしょ?でしょ?

「デキる女レイチェル」

「その仕草にドキッとした件」
「恋するレイチェル」

「レイチェルが見返り美人な件」

JESSICA PEARSON ジェシカ・ピアソン 会社の経営って……。時々猛烈に疲れるわ。生き方が下手な社員が多すぎて、まるで託児所の保母さんみたい。頭脳明晰なのに人との絆が巧く築けない息子とか、がんばる余り自己中な息子とか、新人なんて泥だらけで帰ってくる三歳児みたい。でもそれぞれ良い所があって、強がったり弱さが見えたりするから目が離せない。彼らも一生懸命に家である会社や、母親みたいな私を守ろうとしてくれる。だから私が一番強くここを守らなくちゃ。仕事に対して容赦しないし、甘い顔は見せない。自分の見た目にも凄く気を使う。男だらけの世界で女性経営者としてやっていくことを選んだんだもの。私は絶対勝ってみせる。

「大きく深呼吸〜」

「夜のジェシカ」
「ジェシカ、一瞬取り乱す」

「私についてきなさい!」

DONNA PAULSEN ドナ・ポールセン 秘書ってもの凄く自分に合ってると思う。察することが得意なわけ。顔色一つで今どうして欲しいか分かっちゃう。これってもう才能。好みのコーヒー、社内情報の提供、スケジュール管理で無茶言われても楽勝。でもどこの誰でもいいってわけではないのよ。私の琴線に触れる人だからこそ何でもしてあげたくなるのかも。どこから見ても隙がない、そんな男が一瞬見せる弱い顔。そこにキュンキュン来るのよね。そういう人って、弱いツボさえ押さえておけば、意外に簡単に操縦できたりするの。上司と部下だけど、そんな駆け引きも楽しいスパイスで毎日楽しいわ。秘訣?困った時は「嘘泣き」。みんなイチコロよ。

「ドナのウソ泣き」

「策士ドナ」

「ドナの誘惑」

「女は目で訴える」