SUITS/スーツ

EPISODE

第1話
「未来への投資」
Skin in the Game

ジェシカが去り、大手法律事務所ピアソン・スペクター・リットのトップの座に就くことになったハーヴィー。ついに正式な弁護士となったマイクは、今後も連携することを約束して法律相談所を辞めて事務所に戻ってくる。早速プロボノの案件に取り掛かろうとするマイクは、ハーヴィーから自分がトップになる前に一緒に仕事をしたいと頼まれ、2人で企業案件を担当することに。一方、ハーヴィーはかつてのセラピスト、アガードの自宅へ行きデートを申し込む。

第2話
「理想像」
The Statue

マイクは法律相談所経由で、事故死した妻の喫煙歴に言いがかりをつけられ、生命保険の支払いを拒まれた夫ハリーのプロボノの案件を引き受ける。3児を抱えて経済的にも困窮したハリーに同情するマイクは、保険会社との訴訟に闘志を燃やす。ハーヴィーは新トップの存在感を内外に示すべく、大手製薬会社をクライアントに持つ旧知の弁護士アレックスを引き抜く。だが、新入りの厚遇を快く思わないルイスは独断で動いてハーヴィーを怒らせてしまう。

第3話
「泥沼の悪夢」
Mudmare

ハーヴィーと泥風呂を楽しんでいるところを、アレックスに邪魔されるという悪夢を見たルイス。セラピストのリプシッツから、アレックスを憎むのではなく友達になった方がいいとの助言を受けて実践を試みる。だが、誤解と嫉妬から事態はこじれていく。マイクは新聞に自分の記事が出たことで、今度は刑務所で心臓発作で死んだ受刑者クリスの父親のプロボノの案件を受けることに。父親は死因に納得がいかないと訴えるが、死亡時の報告書に事件性は見られなかった。

第4話
「歩み寄り」
Divide and Conquer

事務所の上層部が完全に分裂しかけていることを危惧したドナは、人心を掌握するよう事務所のパートナーとしてハーヴィーに苦言を呈する。シカゴでジェシカの助言を受けたハーヴィーは、ロバート・ゼインに協力を求めるが断られてしまう。さらにアレックスの古巣であるブラットン事務所が、ピアソン・スペクター・リットを潰しにかかっていると警告される。一方、結婚式の準備を進めるマイクとレイチェルは多忙で時間が取れず、日取りも決められずにいた。

第5話
「約束の重み」
Brooklyn Housing

マイクは密かに刑務所の訴訟を手伝うため、レイチェルには住宅公団の件だと嘘をついて法律相談所に出入りする。オリヴァーとともに調べを進めるうちに刑務所に疑惑が生じ、マイクが服役していた際に命を狙われた、フランク・ギャロが以前服役していた刑務所も同じ会社が経営していることが判明する。ハーヴィーは恋人アガードが元ビジネスパートナーから訴えられたと聞き、ルイスに代理人を依頼する。ルイスはハーヴィーの知らない事実を知ることに…。

第6話
「ウソとホンネ」
Home to Roost

レイチェルの怒りを買いながらも、刑務所との訴訟に手を貸す決意を固めたマイク。オリヴァーとともにギャロに面会するが、ギャロは訴訟で入るはずの大金の全額前払いを要求する。マイクらは、刑務所の陰謀についてギャロから聞いていたランドルフ検事補に会い、脅しをかける。ルイスはドナがクビにしたステファニーからセクハラで訴えられて大慌て。ハーヴィーは交際中のアガードのことをドナに話せず、そのことによってアガードとの間に微妙な空気が漂う。

第7話
「7年前の借り」
Full Disclosure

刑務所との訴訟を棄却されたマイクが、今度は刑事訴訟として訴追させようと検事補アニタ・ギブスに話を持ちかける。建設会社と刑務所の結託の証拠を探すマイク。だが、ハーヴィーはマイクに訴追を諦めさせようとする。実は7年前、ハーヴィーがポーカー仲間だったアレックスとの約束を反故にしたことがあり、その結果としてマイクの案件がアレックスを窮地に追いやっていたのだ。ハーヴィーはアレックスを守るためにドナやルイスの同意を得て大胆な手を打つ。

第8話
「100」
100

ハーヴィーとマイクはアレックスを苦境から救うべく、悪徳刑務所で荒稼ぎするリフォーム社に罰を与えつつ、アレックスを守るためのプランを練る。助っ人に選んだのはレイチェルの父ロバート・ゼイン。だが、ハーヴィーの目論見通りにことは運ばず、予想外にロバートは暴走し、裁判で会社の悪事をすべて話す証人が見つかったと言い出す。一方、ハーヴィーとアガードの関係に複雑な思いを抱くドナは、元彼のマークに電話をして久々に再会するが…。

第9話
「羞恥心」
Shame

アソシエイトのブライアンからベビー用品会社の特許侵害について相談されたルイスは、ブライアンとともに相手方の会社へ赴く。CEOのハンクから“父親失格”だとなじられたブライアンは、冷静さを失いブチ切れてしまう。一方、マイクはハーヴィーに、世間に強さを見せつけるために連勝中の司法副長官マリクとの対決を強く勧める。しかし、ハーヴィーは彼のことをまったく覚えていなかったがマリクは地方検事補時代の同僚で、当時からハーヴィーを敵視していた。

第10話
「ドナ」
Donna

ドナの模擬裁判当日、ルイスは突然「証言を拒否できる」と主張。万一に備えて証言の練習をしておきたいと懇願するドナの意見は通らず、結局マリクの巧みな法廷戦術で証言台に立つことに。一方、アレックスは古巣の事務所のボス、ブラットンが自分のクライアント企業を使って、敵対的買収を仕掛けて奪い取ろうとしていることを知る。父ロバートとともにプロボノ案件を手がけるレイチェルは、法廷で貸付に関する人種差別と女性差別を主張するが…。

第11話
「辛い選択」
Hard Truths

アレックスからトップ企業のクオリティ食品をクライアントとして譲り受けたマイク。流通業者のアークティック社ともめていたのだが、「長い付き合いを維持したい」として意外にもあっさりと引いたことに違和感を抱く。マイクは何か裏があると感じるが、アレックスはマイクの勘を信用せずに関係の維持を促す。一方、ハーヴィーとルイスはジェシカの持つ権利を買い取るため、一旦事務所を解散しようとする。だが、そのためには元代表の承諾が必要だった。

第12話
「ワルい男」
Bad Man

ハーヴィーはジェシカから払戻金のうち200万ドルを匿名口座に送金するよう頼まれ、不審に思うも承諾する。マイクのもとに、再びオリヴァーが法律相談所の案件を持ってくる。貧困層向けフードバンクが、あこぎな値上げを行う食品会社を訴えたのだが、その会社はマイクの事務所のクライアントだった。マイクは和解交渉が有利に運ぶよう計らうが……。一方、結婚を控えた元恋人シーラのしつこい誘惑に耐えかねたルイスは、カウンセラーのリプシッツに相談する。

第13話
「二つに一つ」
Inevitable

ハーヴィーの元クライアントで、かつて会社を売却して引退したテディ・ドイルが事務所にやってくる。売却した工場が、その後カート・バクスターに売られ、従業員が解雇の危機にあるという。ハーヴィーから協力を求められたマイクは、仕入先との契約により利益が出せる話をバクスターに持ちかける。だが、バクスターの目的は工場を高値で売却することだけだった。テディの資金はバクスターの希望額に足りないため、トレーダーのストゥに協力をあおぐ。

第14話
「愛と犠牲」
Pulling the Goalie

かつて資格詐称の公判で、フェアに扱ってもらった恩がある女性判事ロールズがマイクの前に現れる。ぬれ衣の告発を受けて罷免されかかっているので助けてほしいというのだ。クライアントとの利益相反を理由に渋るハーヴィーを説き伏せて、マイクは弁護活動を開始する。一方、シーラの浮気を知らない婚約者ザンダーが事務所に現れ、高圧的にルイスにシーラに近づくなと警告する。怒りを抑えきれないルイスはザンダーのクライアントを訴えるが…。

第15話
「託された命運」
Tiny Violin

元パートナーたちから事務所が訴えられる。マイクが服役したことが彼らのキャリアを傷つけたというのだ。代理人のスタンリー・ゴードンはスコッティの発言を証拠として利用しようとしており、ハーヴィーはスコッティに発言の撤回を求めるが……。一方、法律相談所のネイサンが集団訴訟の裁判費用を工面して欲しいとマイクのもとへ。無理だと感じたマイクは、訴訟を全面的に手伝うことにする。そんな中、転職話を持ちかけられたマイクは心が揺らぐ。

第16話
「来たるべき時」
Good-Bye(最終話)

ハーヴィーは事務所をルイスらに任せて、ジェシカと市当局との対決の援護のためにシカゴへ。マイクとレイチェル、オリヴァーは電池工場相手の公害訴訟に取り組んでいた。その頃、事務所はゴードンによる乗っ取り計画によって消滅の危機に陥ってしまう。ルイスは再度ロバートに助力を懇願するが、自分の事務所を守るのに忙しいと断られる。アレックスは元ボスのグールドを脅すなど手を尽くすが、万策つきてしまう。事務所は窮地を脱することができるのか?